訓練部門の魅力
日進月歩で技術革新が進むなか、当社の技術訓練は、障害をもたれた方が社会の第一線で活躍していただけるように、時代のニーズにあった最先端の技術を継続的に学んでいただける場を提供しています。各種工作機械を制御するために不可欠となった2次元・3次元のCAD/CAMのほか、付加価値の高い加工ができる精密金属3Dプリンター、ワイヤーカット放電加工機、形彫り放電加工機などに触れてモノづくりのおもしろさを体験しながら学んでいただけます。
また全国初の身体障害者のための能力開発センターである当社は、岡山県(南部高等技術専門校)の委託を受け「身体障害者の精神面及び経済面の社会的自立」を基本方針として、精密加工科、CAD/CAM科の2つの科からなる訓練により、専門的知識と技術を習得するとともに豊かな人間性と社会的に自立できる人間育成を目指しています。
教育体制
専門分野中心の教科科目で、スペシャリストの人材育成が可能
学科:学科授業における必要な知識や理論を習得する
社会・数学・物理・体育の普通学科のほかに、「専門学科」として2学科各14教科を習得します。
専門実技:機械操作・NCプログラム技能を習得する
「基本実技」である機械・電気・生産工学概論や測定法・製図などの工業知識、切削・精密・放電加工法などの専門的特性を学びます。
応用実技:社会で即戦力となるよう実践的な応用技能を磨く
職員と同様に機械を扱い、部品加工や2次元・3次元CAD/CAMで作成し、実践的に製品を製造します。
マンツーマンの指導体制で個々の能力を最大限に引きだす
社会の第一線で活躍できる充実した訓練システム
- 3次元のCAD/CAMが作成できる最新ソフトを使っての技術訓練です。マンツーマンで個々の能力に合わせた指導をします。
- 職員の指導を受けながら、訓練を兼ねた生産加工実習で実践的な作業を行います。
日々革新される技術に触れ、自身のスキルアップにつながる訓練が可能
プロフェッショナル技術と自信を持った人材を育成
- 障害者の職業訓練を大幅に拡大し、新しい機械の導入を行いました。
より高度な技術が習得できるようになり、就職へ向けたチャンスをひろげます。 - 基本から応用まで2年間で習得できるカリキュラムが組まれています。常に目標を持ち、「モノづくり」に必要な知識・技術を学びます。
CAD/CAM科
設計図面に基づいて、 工作機械を思い通りに動かすためのソフトウェアであるCAD/CAMの操作方法や理論等の習得を目標としています。
教室での学科授業風景
専門分野中心の科目で即戦力となる人材育成を行います。
CAD/CAMによるプログラム作成
2次元、3次元CAD/CAMの実習風景です。
コンピュータ上で作成したい形状をつくり、機械を動作させる用語に変換する技術を学びます。
精密加工科
金型製作及び精密部品加工に必要な知識・理論の習得をするとともに放電加工機、マシニングセンタ、3Dプリンタの精密加工に関する技能や、それらのNCプログラミングの技能に関する理論の習得を目標としています。
実技での訓練風景
最新の工作機械でのオペレーションや測定方法を、熟練された専門知識を持った指導員が、訓練生の能力に合わせて個別に実技訓練を行います。
受講実績
当社の施設内はバリアフリーになっており、様々な障害をお持ちの方が受講した実績があります。
個々の障害に合わせて、できる限り丁寧な対応を心がけています。
障害内容
- 両下肢機能全廃(脊椎損傷他)
- 両上下機能障害
- 下肢機能障害
- 体幹機能障害
- 片上下肢機能障害
- 両上下肢関節機能障害
- 両下肢機能障害
- 両下肢関節機能障害
- 片下肢機能障害
- 人工肛門聴覚障害
- 腎臓機能障害
- 心臓機能障害(人工弁)